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多分みなとみらい地区から撮った写真。

横浜に出るのは1年ぶりかなぁ、と思ったが
実は先月も横浜の東急ハンズで買い物をしていたことを思い出す。
(新宿の東急ハンズは交通的にちょっと遠い。)
ただ、ぼけっとして横浜市街を歩くのは3年ぶりくらいかもしれない。
仕事的にここ4~5年ぐらいは忙しすぎた。気が立っているときに横浜独特の「ゆったりさ」は気分をイラつかせた。
思い出した。横浜にイラついていたのは何も就職後だけではない。
生まれは富山だが、横浜に来る前は理由あって関西に住んでいた。
阪神淡路大震災にも遭った。自分は無事だった。友人も無事だった。友人の友人が死んだ。他人がいっぱい死んだ。
テレビのCM時間は死者のリストが流れていた。知らない名前ばかりだった。
そんな記憶を背負いながら自分は横浜に住み始めた。
横浜の街ののんびりさは気に入らなかった。不幸なことに、バイトのゲーム製作の現場ものんびりしていた。
ニンゲン関係用に自分キャラを設定する際、「震災経験者」を属性に入れてしまおうかと思ったが「被災者」を名乗るにはショボ過ぎたので止めにした。
自分はたまたま近くにいたに過ぎないのだ。震災で自分は何一つ客観的に不幸になっていない。
なんで「こんな」横浜に住んだんだろう?と何度も後悔した。
理由は簡単だった。自分が合格した大学で一番コストパフォーマンスが良かった所のキャンパスが横浜にあったのだ。
(あの時SFCを選択しなかったのは賢明だったと思う。ちょっとだけ物分りの悪い親に感謝。)
その理由のシンプル・明確さが本当に嫌だった。
横浜の良さがわかり始めてきたのはつい最近だ。
「僕の地球を守って」という漫画で東京から「仲間」と会うために横浜に出るシーンがある。
あそこでの「横浜」のシーンで描かれた「開放感」トーンというのがずっと理解できなった。
最近、なんとなくわかるような気がする。あれは東京から見た「横浜」なんだ、と。
「ヨコハマ解放区」とはTVKのバズワードらしいのだが、
そのターゲットセグメントに自分はようやく入ることができたようだ。
たしかに「横浜」は「解放」の場所だ。
……なんてことを考えながら半日ほど横浜の街をカメラ片手にぶらぶらしていた。
こんなことを書くのは前日から体に残っているお酒と、「夏のあらし!」で主人公が横浜と神戸を対比させたシーンを読んでしまったせいだと思いたい。
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テーマ:モノクロ - ジャンル:写真
- 2010/12/26(日) 23:58:49|
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